歯科への通院を「もっと早く」と悔やまないために|初期の兆候と定期受診のメリット

歯科医院で安心して定期検診を受ける日本人女性

歯科で日々患者さんと向き合っていると、繰り返し聞こえてくる声があります。

「もっと早いうちに来ておけば」というものです。

歯の不具合は、最初のうちこそ痛みといった訴えが乏しく、本人が気づいた頃には虫歯や歯周病がかなり進んでいることも決して稀ではありません。

このページでは、歯の異常がどうして見逃されやすいのか、そして悔いを残さないために普段から取り組めることを、わかりやすくまとめてお話しします。

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「早く来ておけば」と悔やむ方は多くいる

歯科医院で安心して定期検診を受ける日本人女性

歯の不具合は、最初のうちは目立つ訴えが現れにくいことがあります。

そのため本人が気づいた頃には、すでに虫歯や歯周病がかなり進んでいることも決して稀ではありません。

歯科をめぐるさまざまな調査でも、歯のトラブルを次のように悔やむ方が多いと伝えられています。

  • 処置が大規模になってしまった
  • 歯を抜くことになってしまった
  • もっと早く相談しておけば

歯は一度なくしてしまうと、ひとりでにもとに戻ることはありません。

だからこそ、早いうちに見つけて早いうちに対処することが、歯を守るための近道だとされています。

(参照リンク:令和6年歯科疾患実態調査結果の概要(厚生労働省)

どうして気づけない?歯の不具合が進みやすい背景

歯の病気として広く知られているのが、虫歯と歯周病です。

この2つはどちらも、始まったばかりの頃には感じ取れる兆候が少ないという点で共通しています。

虫歯の初期の兆候と通院が遅れがちな理由

一例として虫歯では、最初のうちは痛みを感じないこともあります。

そのため「痛みがないから問題ない」と思い込んでしまい、歯科を訪れるタイミングが遅れてしまうことがあります。

歯周病の初期の兆候とひそかな危うさ

歯周病もこれと同様で、初めの頃は強い痛みが現れることが少ないため、本人が知らないうちに静かに進行していることがあります。

病気初期の状況気づきにくい背景
虫歯痛みが現れないことがある「痛みがないから問題ない」と先送りしてしまう
歯周病強い痛みが現れにくい知らないうちに静かに進行することがある

放っておくと?歯をなくしたときに口の中へ広がる影響

虫歯や歯周病がかなり進むと、歯を保つことが難しくなる場合があります。

歯をなくすと、口の中の環境にも変化が現れることがあります。

1本なくすだけで、ほかの歯にも及んでいく

歯は全体でバランスをとりながらはたらいています。

そのため1本をなくすことが、ほかの歯にまで及ぶことがあります。

具体的には、次のような変化が現れる可能性があります。

  • 噛み合わせがずれてくる
  • 残る歯に負担が偏る
  • 食べることがしにくくなる

歯科への通院をついあとまわしにしてしまう背景

歯に不具合を感じていても、すぐには歯科へ向かえない事情がいくつかあります。

  • 忙しさのなかで時間を確保できない
  • 痛みがないのでしばらく様子を見てしまう
  • 歯科に苦手な気持ちがある

けれども虫歯や歯周病は、ほうっておいてひとりでによくなることはありません。

進めば進むほど、求められる処置も大きくなることがあります。

だからこそ歯科では、早いうちの通院がすすめられています。

早く見つけて早く動くと、処置の中身はどう違うか

歯の不具合は、早いうちに見つけられれば、比較的手軽な処置で対応できることがあります。

けれども進んでしまうと、処置の中身は次のように重くなりやすくなります。

  • 歯の神経に踏み込んだ処置になる
  • 被せ物を用いた処置が必要になる
  • 歯をなくしてしまうおそれがある

こうしたことからも、早いうちの通院が、結果として体への負担も抑えられると考えられています。

口の中を健やかに守る定期受診とクリーニングの意義

歯科検診中に、顔の見えない歯科医師と和やかに会話する日本人女性

歯科の定期受診では、口の中の状態をまるごと見ていきます。おもに目を配るのは、次のような点です。

  • 虫歯が生じていないか
  • 歯周病の進行具合
  • 歯石がついていないか
  • 歯ぐきの様子
  • 噛み合わせの状態

さらに歯科で受けるクリーニングなら、日々の手入れだけでは落としきれない汚れまで除去できます。

こうした手入れを積み重ねることが、歯を健やかに保つ助けになると考えられています。

(参照リンク:「8020」達成のために必要な予防対策|e-ヘルスネット(厚生労働省)

家でできる日々の歯の手入れ

歯を健やかに守るには、日頃からの手入れが大切です。その土台になるのが毎日の歯みがきです。

歯ブラシだけにとどまらず、デンタルフロスや歯間ブラシをあわせて使うと、歯と歯のあいだにひそむ汚れも落としやすくなります。

そのうえ、定期的に歯科でみてもらうと、口の中の状態をつかみやすくなります。

歯を守ることは、この先の生活を守ること

歯は一生のあいだ使い続ける、体の大切な一部です。

とはいえ痛みなどの訴えがないうちは、その健康に意識が向く機会は少ないかもしれません。

歯の健やかさは、毎日のいろいろな場面と深くかかわっています。

  • 食べること
  • 話すこと
  • 笑うこと
  • 生活の心地よさ

歯を守ることは、これから先の生活の質を守ることにもつながっていきます。

(参照リンク:口腔機能の健康への影響|e-ヘルスネット(厚生労働省)

「もっと早く動いておけば」と悔やまないために

歯の治療で悔いが残るケースの多くは、「もっと早く動いておけば」というものです。

そうならないために、次の3点を意識してみてください。

  • 毎日の手入れ
  • 定期的な受診
  • 気になる兆候が出たときの早めの相談

歯を健やかに保つことは、毎日の生活をより豊かにすることにもつながります。

まとめ

歯の不具合は、始まったばかりの頃には気づきにくいことがあります。

そのため訴えが現れてから歯科を受診すると、処置が大きくなってしまう場合もあります。

歯を守るうえで大切なのは、次の3点です。

  1. 日々の手入れ
  2. 定期的な受診
  3. 早めの対応

歯は一生付き合っていく、体の大切な一部です。

日頃から歯の健やかさに意識を向け、必要に応じて歯科で相談しておくことが大切です。

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