【親知らずの紹介状】なぜ大きな病院へ行く必要があるの?抜歯の基準と歯科医院の使い分け

カウンセリングで笑顔で話す、選択肢を考える日本人女性

歯科医院で親知らずについて相談した際、「専門の口腔外科(こうくうげか:お口周りの外科治療を専門に行う分野)へご紹介します」というお話をされて、不安を覚えた経験はありませんか?

親知らずの紹介状を受け取り、どうすべきか悩む日本人女性の様子

「自分の歯はそんなに大変な状態なのだろうか」

「かかりつけの医院では抜くことができないのだろうか」

このように感じてしまうのも無理はありませんが、まずは安心してください。 紹介状の作成は、治療を断られたのではなく、患者様の安全と確実な処置を第一に考えた結果です

今回のコラムでは、紹介が必要と判断される具体的な要因や、一般歯科と口腔外科が持つ役割の違いについて、公的な基準を交えながらお伝えいたします。

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なぜ口腔外科への紹介が必要になるのでしょうか?

親知らずの抜歯は、症例によって処置の難しさが大きく異なります。

歯の生え方や、周囲にある血管の位置関係によっては、専門的な設備や特別な外科技術が欠かせないためです。

日本口腔外科学会のガイドラインでも、次に挙げるようなケースでは慎重な対応が求められています。

親知らずのCT検査結果を医師と確認し、治療に納得する日本人女性

1. 横向きに生えていたり、骨の中に埋まっていたりする場合

歯が骨の中に潜っている「埋伏歯(まいふくし:歯が歯ぐきや骨の中に埋まっている状態のこと)」の抜歯では、歯ぐきを切開したり、骨をわずかに削ったりする処置を伴うことがあります

(参照リンク:日本口腔外科学会|親知らずの抜歯について

2. 神経や血管の走行に近い場合

下あごの骨の内部には、顔の感覚を司る大きな神経が通っています。

親知らずの根っこが神経に非常に近接しているときは、損傷を避けるために細心の注意を払った診断と技術が不可欠です。

3. 激しい炎症や腫れが見られる場合

お顔が大きく腫れたり、口を開けるのが困難だったりするほど症状が強いケースも見受けられます 。 炎症が激しい時期は、すぐに抜歯を行うのではなく、まずはお薬などで炎症を鎮める処置が優先されます。

4. 全身の健康状態に配慮が必要な場合

持病をお持ちの方や、血液をサラサラにするお薬を日常的に飲まれている方のケースです 。 安全に治療を進めるため、お体の主治医の先生と連携を図りながら進めていく必要があります。

一般歯科と口腔外科の違いについて

歯科医院によって、対応できる治療の範囲にはそれぞれ特徴があります。

医院ごとの違いは、備えている「治療体制」や「専門性」によるものです。

比較項目一般歯科口腔外科(専門領域)
主な診療内容虫歯治療や歯肉の管理が中心お口周りの外科手術に特化した診療
抜歯への対応比較的まっすぐな生え方の症例難易度の高い抜歯全般に幅広く対応
設備や人員一般的な歯科治療用の設備外科処置に特化した設備と専門スタッフ
判断の傾向難しい症例は専門機関へ紹介安全性を重視した専門的なアプローチ

歯科医師から紹介状を渡されても、決して過度に心配する必要はありません 。 専門的な環境での治療を提案することは、患者様の安全を守るための、プロとしての誠実な判断といえます。

星ヶ丘リーフ歯科・矯正歯科なら外来での抜歯が可能なケースもあります

歯科での治療を終えて、笑顔でスタッフにお礼を言う日本人女性

「紹介状=大学病院のような大規模な施設へ行かなければならない」と思い込んでしまう方もいらっしゃいますが、必ずしもそうとは限りません

適切な環境が整っている歯科医院であれば、身近なクリニック(外来)で処置できる範囲は大きく広がります。

日本口腔外科学会の「専門医・認定医」による執刀

当院には、長年にわたる研修を経て多くの手術実績を積み、学会の厳しい試験を通過した「専門医・認定医」が在籍しております。

難易度が高いとされる親知らずであっても、リスクを最小限に抑えた精密な治療計画を立てることが可能です。

(参照リンク:日本口腔外科学会|専門医制度とは

歯科用CTを用いた精密な画像解析

お口の状態を3次元的に捉えることができる「歯科用CT(お口の内部を立体的に写し出す装置)」を完備しています。

従来の平面的なレントゲン写真では確認が難しかった、神経の正確な位置や根の曲がり具合を詳細に把握することで、より安全性の高い抜歯を実現します。

まとめ:ご自身の状態に合った最適な場所を選びましょう

「紹介状を渡された」という事実は、患者様の安全を願う歯科医師による適切な決断の結果です

  • 親知らずの状態は一人ひとり異なり、抜歯の難易度にも大きな差があります
  • 歯科医院によって対応できる専門分野には、それぞれの特色があります
  • 高度な専門性と設備が揃っていれば、クリニックでの抜歯も十分に検討できます

「紹介状はもらったけれど、できれば近くの通いやすい医院で治療を受けたい」

「自分の親知らずが、こちらのクリニックで抜けるのかどうか相談したい」

星ヶ丘リーフ歯科・矯正歯科では、このようなご相談を数多くいただいております 。 現在の状態を精密に確認したうえで、当院での処置が可能か、あるいは大学病院等の専門機関への案内が必要かを丁寧にご説明します。

親知らずのことで不安をお持ちの方は、まずはお気軽にご相談ください。

より詳しく知りたい方はこちら

口腔外科について

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この記事の監修医師

米澤丈瑠のアバター 米澤丈瑠 星ヶ丘リーフ歯科・矯正歯科 院長

【所属学会・資格】
日本口腔インプラント学会
日本歯周病学会

【得意診療分野】
インビザライン矯正
インプラント
抜歯を伴うケース

【略歴】
朝日大学 歯学部 卒業
医療法人LSC リーフ総合歯科 入局
医療法人LSC リーフ総合歯科 副院長就任
医療法人LSC 星ヶ丘リーフ歯科・矯正歯科 院長就任

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