歯周病はよくなる?進行の段階で変わるケアと改善のポイント

家族で歯の健康を考える親子の様子

鏡をのぞいて、歯ぐきの色がいつもと違う気がする。そんな小さな違和感から、不安が始まることがあります。「血が出たけれど大丈夫かな」「このまま放っておいていいのかな」——そう思いながら「歯周病 治る」と調べる方は、とても多いんです。

最初にお伝えしたいことがあります。歯周病でどこまで回復を目指せるかは、どの段階で見つけられたかで大きく変わります。ごく早い時期なら毎日のお手入れしだいで上向きますが、深く進んでからでは、すっかり元に戻すのは簡単ではありません。つまり、早い気づきがそのまま結果を左右するのです。

このページでは「歯周病とは何か」から「段階ごとの回復の目安」「暮らしとの関わり」「おうちでのお手入れのコツ」まで、対話するような気持ちでお話ししていきます。

読みたい箇所を読みにいく

歯周病って、何が起きているの?

お口の中では、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)に細菌が入り込み、そこから歯ぐきや、歯を支える土台の骨へとダメージが広がっていきます。これが歯周病です。段階が進むにつれて、次のような変化が現れます。

  • 歯ぐきがぷっくりと腫れぼったくなる
  • ブラシを当てると血がにじむ
  • 自分でも気になるニオイが出てくる
  • 歯がわずかに揺れる感覚がある

ここで気をつけたいのは、最初のころはほとんど痛みを感じないこと。だからこそ、見過ごされやすいのです。

(参照リンク:歯周病Q&A|日本歯周病学会

段階ごとに、回復の目安が変わります

歯周病は進んだ深さによって、目指せるゴールが変わってきます。

段階土台の骨の様子ケアで届きうるゴール
軽度(歯肉炎)まだほぼ残っている毎日のお手入れで上向きが見込める
中等度じわじわ失われ始める進みを食い止め、状態を引き上げていける
重度大きく痩せてしまう元通りは難しいが、進みを抑えて歯を守ることを目指す

軽度(歯肉炎)

ダメージがまだ歯ぐきの表面でとどまっている時期。腫れや出血こそあるものの、土台の骨はほぼ無事です。お手入れを整え、歯科のサポートを受ければ、上向きが見込める段階といえます。

中等度

土台の骨が少しずつ失われ始めた状態。すっかり元に戻すのは難しくなりますが、治療とおうちでのケアを二人三脚で進めれば、進みを食い止めながら状態を引き上げていくことを狙えます。

重度

骨がかなり痩せてしまった段階です。元通りまで戻すのは難しいのが正直なところ。それでも、治療で進みを抑え、一本でも多く歯を守る方向へ導くことはできます。動き出しが早いほど、打てる手は多くなります。

「暮らしの習慣が映し出される病気」なんです

歯周病でいちばんお伝えしたいのは、ここ。これは「歯科に通えば片づく」たぐいの病気ではなく、ふだんの暮らしぶりがそのまま映し出されるものなのです。

なぜ暮らしが映るのでしょう?

歯ぐきの調子には、こんな日々の過ごし方が映り込みます。

  • ブラシの届き具合(みがき残し)
  • 何をどう食べているか(糖分や間食)
  • たばこを吸うかどうか
  • 心の張りつめ具合(ストレス)
  • 眠りの深さ

毎日のひとつひとつが積み重なって、お口の状態に表れてくる、というわけですね。

(参照リンク:歯周病の影響|日本臨床歯周病学会

歯科でできること、おまかせだけでは届かないこと

歯科医院がお引き受けできるのは、たとえばこんなことです。

  • こびりついた歯石を取り除く
  • 専用の機器でていねいにクリーニングする
  • 歯ぐきの深さや状態をはかって見守る

どれも欠かせない処置ですが、ここだけにおまかせしても、歯周病は抑えきれません。おうちでのお手入れと両輪になって、はじめて前へ進めます。

「よくするコツ」は、毎日のお手入れにあります

おうちのお手入れ用品の様子

歯周病をよい方向へ動かす主役は、ほかでもないご本人の毎日のお手入れ。次の4つを、できるところから試してみてください。

ブラシの当て方を変えてみる

しっかりみがいたつもりでも、汚れは残っているもの。歯と歯ぐきのきわに毛先をそっと添わせ、軽い力でこまかく往復させると届きやすくなります。

すき間の道具を足してみる

歯ブラシ一本では、歯と歯のあいだまでは手が回りません。フロスや歯間ブラシを加えると、こびりついた細菌のかたまりをぐっと減らせます。

嗜好品とのつき合いを見直す

たばこ、甘いもの、ちょこちょこ食べ。これらは歯ぐきにとって逆風です。とりわけたばこは血のめぐりを鈍らせ、回復の足を引っぱってしまいます。

暮らしのリズムを立て直す

寝不足や張りつめた気持ち、体の守る力の低下も、歯ぐきにひびきます。整った毎日が、お口の調子をそっと支えてくれます。

(参照リンク:ブラッシング|日本臨床歯周病学会

軽度〜中等度なら、上向きが見込めることも

見つけたのが軽度から中等度のうちなら、歯科の治療とおうちのお手入れをセットにすることで、状態が落ち着いて上向くケースもあります。どちらか片方では足りません。二つがそろってこそ、よい流れが生まれます。

落ち着いたあとも続けたい「定期チェック」

歯周病は、いちど落ち着いてもぶり返しやすいのが難点。よい状態をキープするには、間をあけずに通う定期チェックが頼りになります。

  • 歯科衛生士の手で、自分では届かない汚れまでさっぱり落とす
  • 歯ぐきの様子をこまめに見て、ぶり返しの気配を早めにキャッチする
  • お手入れのクセを一緒に手直しして、ケアの精度を上げていく

通う間隔は人それぞれですが、数か月ごとに足を運ぶ習慣があれば、よい状態をながく保ちやすくなります。「終わったら通院も卒業」ではなく、通い続けることが、これからの歯を守る近道なのです。

(参照リンク:歯のメインテナンス|日本臨床歯周病学会

星ヶ丘リーフ歯科・矯正歯科の歯周病ケア

歯ぐきの治療を受けている様子

星ヶ丘リーフ歯科・矯正歯科では、歯科衛生士による歯周基本治療やブラッシング指導から、進んだケースの歯周外科・再生治療まで、はばひろくお引き受けしています。ご自身のお手入れがしっかり根づくよう、歯科衛生士がそばで支えるのが当院のスタイルです。名古屋三越星ヶ丘店4 階、地下鉄星ヶ丘駅から徒歩1 分。お買い物やお仕事の帰りにも立ち寄りやすい場所にあります。

項目内容
所在地名古屋市千種区星が丘元町14-14 名古屋三越星ヶ丘店4 階
電話番号052-734-6900
アクセス地下鉄「星ヶ丘駅」徒歩約1 分
診療時間月〜土10:00〜18:45 / 第2・第4 日曜10:00〜15:30
休診日祝日(GW・年末年始の長期休診あり)

まとめ

歯周病は、暮らしぶりが映し出される、そしてご自身の手でよい方向へ動かしていける病気です。軽度のうちなら上向きが見込め、進んだ後でも、適切な治療と毎日のお手入れで進みを抑え、歯を守っていく道があります。動き出すのに早すぎることはありません。気になるサインに心当たりがあれば、どうぞ気軽に歯科医院の扉をたたいてみてください。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 放っておけば、そのうちよくなりますか?

いえ、時間が解決してくれる病気ではないんです。歯ぐきにすみついた細菌が引き金なので、それを減らすお手入れと、歯科でのサポートがどうしても要ります。気づいてすぐ手を打てた方が、結果につながりやすいものですよ。

Q2. 毎日の歯みがきだけでなんとかなりますか?

歯肉炎くらいの浅い段階なら、ブラシの当て方を見直すだけで上向くこともあります。けれど骨にまで及んだ後では、おうちのお手入れと歯科の処置、この二つをかけ合わせる必要があります。

Q3. 通う回数の目安はどのくらいですか?

どこまで進んでいるかで変わってきます。浅いうちは数回で一段落することもありますが、それより深い場合は、しばらく治療にお付き合いいただき、その後も折にふれて通っていただく形になります。

Q4. ちゃんと治療すれば、もうぶり返しませんか?

実は、いちど良くなっても再び悪くなりやすいのが歯周病です。だからこそ仕上げて終わりにせず、日々のお手入れと折々のチェックを重ねることが、状態のキープにつながります。

Q5. 痛みがなくても、診てもらうべきでしょうか?

はい、ぜひ。この病気は浅いうちほど痛みのサインが乏しく、自覚のないまま静かに深まっていくことがあります。何か引っかかることがあれば、遠慮なく声をかけてくださいね。

より詳しく知りたい方はこちら

オンラインによる受付

\ 24時間いつでも予約・相談できます /

お電話による受付

[受付時間:10:00-18:45]

052-734-6900

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事の監修医師

米澤丈瑠のアバター 米澤丈瑠 星ヶ丘リーフ歯科・矯正歯科 院長

【所属学会・資格】
日本口腔インプラント学会
日本歯周病学会

【得意診療分野】
インビザライン矯正
インプラント
抜歯を伴うケース

【略歴】
朝日大学 歯学部 卒業
医療法人LSC リーフ総合歯科 入局
医療法人LSC リーフ総合歯科 副院長就任
医療法人LSC 星ヶ丘リーフ歯科・矯正歯科 院長就任

読みたい箇所を読みにいく